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ホームインスペクションは義務化された?どんなことが義務化されたのか

公開日:2023/05/15  最終更新日:2023/02/21


ホームインスペクションとは、住宅を購入する際などに住宅を検査することです。中古住宅に関するホームインスペクションの一部が義務化されたのですが、どんな内容か知らない方もいるのではないでしょうか。そこで今回の記事では、義務化された内容について具体的に解説しましょう。とくに、これから中古住宅を購入する方は参考にしてください。

ホームインスペクションの義務化とは

建物の基礎や外壁の状況などをプロが調査するホームインスペクションは、以前から任意で行われていました。しかし、2018年4月に宅地建物取引業法が改正されたことで、中古住宅に関して義務化されたのです。ただし、新築住宅に関しては義務化されておらず、また、実施が義務化されたわけではありません。

中古住宅を売買する売主や買主に、不動産業者がホームインスペクションについて説明することが義務化されたのです。

さらに、ホームインスペクション業者を紹介できるかを告知することも義務づけられたのです。より安心して取引できるようになったので、中古住宅の買いたい方にとっては安心です。ホームインスペクションが義務化されたことで、中古住宅の売買件数が今後も増えるであろうと期待できます。

ホームインスペクションの義務化されたこと

ここでは義務化された3つの内容について具体的に解説します。いずれも中古住宅を売買する際に不動産業者が実施する内容になります。

あっせんについての説明

不動産業者と媒介契約する際、ホームインスペクションとは何かを説明し、業者をあっせんできるかどうかについても説明します。あっせんを希望するなら、業者を紹介してもらえます。もちろん自分で業者を探しても構いません。

調査結果の説明

売買契約の前に、すでにホームインスペクションを終わっている場合もあります。その場合、不動産業者は買主に調査結果について説明することが義務づけられました。重要事項説明のタイミングで、説明する必要があります。

書面確認

売買契約のタイミングで、建物の状況について売主と買主が書面で確認することが義務づけられました。建物の基礎や外壁などの状態について説明を受けてから契約するので、引き渡し後のトラブル防止にもなります。

ホームインスペクションの義務化によるメリット・デメリット

中古住宅のホームインスペクションが義務化されたことによって、メリットとデメリットが生じています。ここでは、メリットとデメリットについて、それぞれ具体的に解説しましょう。

メリット

買主にとってのメリットは、インスペクション結果を聞けるので住宅購入する際の判断材料になります。もしも問題点が発見された場合でも、補修にかかるリフォーム費用などを計算するなど計画しやすくなるのです。売主にとっては建物の損傷を把握できるので、売却開始前に補修しておけば買主が早く見つかるでしょう。また、検査済み損傷などを告知して売却できるので買主とのトラブルが減ります。住宅の状態を知って納得して売買契約できるでしょう。

デメリット

買主としてのデメリットとしては、ホームインスペクションを依頼してから実施するまでには日数がかかります。その間に物件をほかのお客さんが購入してしまう可能性もあるでしょう。また、買主負担で実施する場合は費用を支払うことになります。売主としては補修ができない、もしくは高額な補修費用が必要な問題が発見される場合もあるのです。

ホームインスペクションの義務化による対応と注意点

ここでは実際に、ホームインスペクションを実施するときに注意したいポイントなどについて解説します。

自分で判断する

物件を購入する際、不動産業者によってはホームインスペクションのメリットをきちんと買主に伝えない場合もあります。しかし、もしも購入後に劣化などが見つかった場合は、トラブルになりかねません。ホームインスペクションするかどうかは、よく考えて買主自身が判断しましょう。

業者の選び方

第三者に正しく検査してもらうためにも、自分でホームインスペクションの業者を探すことをおすすめします。なぜなら、不動産業者に紹介された業者の中には、限定的な検査のみ実施して問題点はないと報告するようなケースもあるからです。買主としてはデメリットになってしまうので、手間はかかりますが自分で業者を見つけるのがよいでしょう。

インスペクションに立ち会う

可能であれば、インスペクションの現場に立ち会うことをおすすめします。買主・買主のどちらの立場であっても、当日は立ち会った方が安心です。実際に自分の目で家の状態を見て、専門家から説明を受けるのがもっとも理想的でしょう。損傷や必要な修理などを理解できるはずです。

まとめ

今回紹介したように、義務化されたことによって、これまでホームインスペクションというシステムをまったく知らなかった人も知る機会が生まれるはずです。認知度が高まることで、ホームインスペクションの利用促進が期待されています。建物の状態を把握したうえで購入や交渉できるようになったので、中古住宅の引き渡し後のトラブルを防げるでしょう。住宅購入は大きな買い物なので、上手に利用して気持ちよく取引してください。

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