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ホームインスペクションを拒否されるケースと対処法を知っておこう

公開日:2020/08/15  最終更新日:2022/11/24

住宅購入時に、「ホームインスペクション」を頼んで、欠陥がないか診断してもらうことは、トラブル対策として重要なことです。しかしこのホームインスペクションを利用することを不動産業者に話したら、拒否されたというケースも存在します。

今回は、ホームインスペクションがなぜか拒否されてしまう事例と、その対処法について解説します。

インスペクション法案の実施と課題

建築士が行う建物状況調査を義務づけるインスペクション法案が、2018年4月より施行されたことにより、建物を購入する前の事前調査の重みは、一層増すこととなりました。しかし、この法案には、まだまだ課題も残されています。

この法案が通ったことにより、物件販売の備考欄にも、ホームインスペクションについて記載されるようになって、浸透しつつあることは間違いないでしょう。しかしそれでも、未だにホームインスペクションを避ける業者や売主は、後を絶ちません。

この理由として、多くの業者ですでに自社によるホームインスペクションを行っているということから、すでに法的には問題ないとしていることも背景にあるようですが、その理由をもう少し探ってみましょう。

拒否される代表的な理由とは?

ホームインスペクションを頼むと言った際に、拒否することが多いのは、大抵が売主か不動産仲介業者のどちらかになります。買主から申し入れがあった場合、仲介業者は間に立って受け入れの確認を取るのが一般的ですが、そうならないケースが有るのも事実です。

■住宅の品質に自信がある
これは新築住宅に、特に見られる理由ですが、建物の施工に絶対的な自信を持っていることや、自社や売主側でホームインスペクションを行っていることから、別業者のホームインスペクションに依頼する必要はないと考えるケースも実際あります。ですが、そこまで自信があるのなら、第三者のホームインスペクションが介入しても問題ないのではないでしょうか。さらにお墨付きになれば、携わった業者や売主にとっても、自慢となるはずです。

■不具合や施工ミスが見つかるのを恐れている
ホームインスペクションは、住宅の欠陥を確認するためのサービスです。新築なら施工ミスに注意し、中古なら劣化状態を中心に確認することになるでしょう。しかし売主側からすれば、そんなところを見られて、もし欠陥が見つかり、購入取り止めという事態になってしまっては困るということから、拒否するケースもあるようです。最悪、その欠陥を知っていた上で拒否することもあります。

■検査されることを不快だと考える
今やセカンドオピニオンは珍しいものではありませんが、その常識が通用しない売主も、昔ほどではありませんが、ゼロではないのも事実です。

ただ、建築業者によっては、それだけ頑固であることから、施工品質に手を抜いていないケースも多いので、一概に悪いとも言えません。しかし買主としては、やはり客観的な視点を持つ専門家の判断も欲しいところでしょう。

拒否された際の対処法は?

それでは次に、仲介業者や売主から、実際にホームインスペクションを拒否されてしまった場合、どう対処すればいいかについて、確認していきましょう。

■契約前に強い意志で示す
契約前からホームインスペクションを利用するということを絶対条件とし、そのうえで購入するかどうか判断すると、あらかじめ不動産業者へ伝えておきましょう。ホームインスペクションを利用して安心したいという強い意志を態度でハッキリ示しましょう。不動産業者は、お客の利益を最優先に考えなければならない立場だというのを、忘れてはいけません。大きな買い物なので、そこで妥協してしまっては、すべてが為し崩されてしまうことだってあるのです。

■購入をしないという選択肢もある
住宅購入には、リスクが付きものです。だからこそ、ホームインスペクションに依頼して、そのリスクを最小限に抑えなければなりません。ホームインスペクションを拒否されたことを理由に、購入をやめると伝え、態度を改めた不動産業者も実際多く存在しています。できれば最初の段階から、「拒否するのであれば購入しない」とハッキリ伝えておくといいでしょう。

■不動産業者は住宅販売のプロであることを意識すべき
毎日のようにさまざまな買主と接している不動産業者からすれば、買主の傾向など、あらかた見透かしている者も多くいるでしょう。そういったことから、自分の心理も見抜かれていることも考えられます。つまり相手は、「こっちがホームインスペクションを拒否しても買ってくれる」と、高をくくられることだってあり得るのです。そういったずる賢い担当者に当たることも想定し、先述したような強い気持ちを持って、住宅購入の相談をするようにしましょう。

ホームインスペクションを入れるべきタイミングは?

結論、ベストなタイミングは、「申し込み後」から「契約前」のタイミングです。このタイミングであれば、物件も抑えることができており、万が一不満があった場合には解約することもできます。

しかし、申し込み後となると申込金(1~10万円程度)が必要となりますので注意が必要です。他のタイミングに関しても見てみましょう。

「購入後」から「引渡し前」のタイミングでのホームインスペクションを考えてみましょう。この期間にインスペクションで建物に不具合があった場合でも、契約を解除することはできません。

もちろん、不具合箇所は、原則物件の販売者が直してから引き渡すことにはなりますので安心してください。

次に、「引渡し後」でのタイミングを考えていきます。引き渡し後に不具合箇所が判明した場合、瑕疵担保責任期間であれば売主が補修の責任を負います。しかし瑕疵担保責任期間を過ぎてしまうと、買主が自ら補修することとなりますので、契約後はなるべく早くホームインスペクションを実施すると良いでしょう。瑕疵担保責任期間は多くの場合2年となっていますので、ご注意ください。

以上のことから、ホームインスペクションを入れるべきタイミングは、「申し込み後」から「契約前」のタイミングと言えるでしょう。

ホームインスペクションのベストなタイミング

では実際にホームインスペクションはどのタイミングで行うのがベストなのでしょうか。今回は新築戸建ての場合を例にして紹介していくので、参考にしてみてください。

まず、一般的な住宅の購入の流れですが

物件見学→申し込み→契約→内覧会→引き渡し→入居

という流れになっています。時間の余裕をもって検討できるようであれば、申し込み後から契約前までの時期がインスペクションにベストのタイミングとなっています。

申込前に行うようであれば、インスペクションの結果次第で契約をするか判断することができます。ですが申込前なので他の方に購入されるリスクがあるでしょう。

申し込み後には申込金(1~10万円程度)の返還はされませんが無条件で申込を解消することができます。申し込みをしているので他の方に購入される心配もないでしょう。

売買契約が終わってからやっぱりホームインスペクションを依頼したいと考える方もいるでしょう。契約後にホームインスペクションを行う場合は、引き渡し前に行うようにしましょう。

契約後に行ったインスペクションで建物に不具合があっても契約解除をすることはできません。不具合箇所を直して引き渡してもいましょう。

引き渡す後にホームインスペクションを実施する際は、引き渡し後なるべくすぐに実施することをおすすめします。引き渡し後も瑕疵担保責任期間であれば売主が補修の責任を負うこととなるからです。

アフターサービスや瑕疵担保責任期間(「構造耐力上主要な部分等」と「雨水の浸入を防止する部分」は10年)は多くの場合2年となっているので、それまでに行うのがよいでしょう。

まとめ

ホームインスペクションを拒否するケースや、その対処法についての説明は、以上となります。購入者は、何も遠慮はいらないのです。

ここで説明したことを踏まえ、住宅購入でトラブルが起きないよう、上手にホームインスペクションを利用する交渉をするようにしてください。

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