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ホームインスペクションと建物状況調査の違いとは?必要性や注意点を解説

公開日:2023/01/15  最終更新日:2022/11/14


住宅調査という意味ではホームインスペクションと同じですが、それに加えて欠陥住宅を防ぐために必要な住宅調査を実施するのがホームインスペクションです。そのため、報告書に異常なしや劣化なしと記載されていてもグレーな事象が発生しています。必要性や注意点を見ていきましょう。

建物状況調査とは

不動産会社や売主が主動的に実施する既存住宅の調査を指します。

建物状況調査とは

法律に基づいて実施される既存住宅の調査です。主に、賃貸借契約を結ぶ前や建物を売買する前に建築士が既存住宅を調査して報告書にまとめます。調査する内容は、既存住宅の基礎や外壁にあるひび割れや雨漏りなどです。調査する方法は目視や計測です。建物状況調査は任意となっており、売主側の宅地建物取引業者が調査を実施したり、賃貸借契約前の重要事項説明で宅地建物取引業者が説明してくれたりするとよいのですが、買主側も主動的にホームインスペクションを実施することが望ましいといわれています。

ホームインスペクションと建物状況調査の違い

両者の違いを見ていきましょう。

ホームインスペクションとは

欠陥住宅を防ぐために必要な住宅調査もあわせて実施するのがホームインスペクションです。さらに加えて行われる欠陥住宅を防ぐために必要な住宅調査とは、床下、屋根裏、水回り設備などの調査、内覧会に同行した調査、重大な不具合の調査やアドバイスです。家全体の調査を依頼すると、それまで見えてこなかった欠陥が発見される可能性があります。細かく時間をかけて調査してくれるので、依頼する側も安心できるメリットがあります。

ケースで分かる両者の違い

建物状況調査では問題がないとされていても、ホームインスペクションで問題があることが分かったケースがあります。建物の1階や2階の1区画を調査して問題がないとされていても、ホームインスペクションは家全体を調査しているので異常が見つかるのです。同じようなことは水漏れや傾きにもあります。見過ごされることが多いので、実際に水を流して漏水が発生していないか確認してくれるホームインスペクションがおすすめです。

第三者で利害関係が発生しないのがホームインスペクション

宅地建物取引業者は不動産会社に所属している場合が多いです。そのため、不動産会社や売主に配慮した調査を実施する可能性があります。ホームインスペクションは、第三者で利害関係が発生しない専門家が調査するので、そのようなことはなくシビアに診断します。これから内覧会で中古マンションや中古の一戸建てを見たいときに同行して調査してくれるサービスもあるので、客観的な調査を希望する人におすすめです。

建物状況調査が必要とされている理由

大きな欠陥が潜んでいるかもしれないので、ホームインスペクションをおすすめします。

より細かいチェックを受けたい人はホームインスペクションがおすすめ

数年間しか居住しない建物だとしても、大きな欠陥が潜んでいる可能性があるかもしれません。とくに、築年数が長い建物は、室内をリフォームしていたとしても、壁にひび割れがあったり、網戸の開閉がスムーズにいかなかったりすることがあります。

宅地建物取引業者や売主が問題ないとしても、ホームインスペクションを利用しましょう。料金の相場は目視のみの調査で5~7万円となっています。料金の内訳は、調査費、交通費、事務処理料などとなっています。新築住宅を除く、完成から1年以上が経過した建物は調査対象となっていますが、数万円程度の負担で家全体を調査してくれるホームインスペクションがおすすめです。

既存住宅状況調査報告書では充分とはいえない可能性がある

太さ0.5mm以上、深さ20mm以上であれば劣化ありと記載するようになっています。つまり、建物状況調査のときには劣化なしと記載されていても、実際にはグレーな事象が存在している可能性があります。そのため、既存住宅状況調査報告書では充分とはいえない可能性があります。

建物状況調査を行うときの注意点

客観的な視点で調査が行われていない可能性も踏まえておきましょう。

特定の誰かに偏った調査になる可能性がある

不動産会社にとっても売主にとっても住宅に入居してくれる人がいることで収入になるからです。それが利益となり、継続的に入居してくれることで安定的な収入を得られるため、特定の誰かに偏った調査になるのはやむを得ないこともあります。利益を追求することは悪いことではありません。サービスを提供し続けるためには利益がないとできないからです。しかし、極端に偏った調査が実施されているとすれば問題です。

まとめ

賃貸借契約を結ぶ前に宅地建物取引業者が建物の現況について説明してくれますが、建物の劣化の有無や異常の有無のみ説明してくれることがほとんどです。しかし、実際にそこで生活するのは自分なので、室内でひびを見つけたり、窓や網戸の開閉がしにくいと感じたりしたときは、ホームインスペクションを利用してみましょう。理想は入居前にホームインスペクションを利用することです。とくに築年数が古い建物は劣化が進行している可能性があるので検討しましょう。ホームインスペクションについて詳細を知りたい人は、インターネットや動画サイトなどで検索してみてください。

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