ホームインスペクションはお済みですか?住宅診断・検査で口コミ評判のいい東京の業者を比較して紹介しています!

中古マンションを買うときもホームインスペクションはしたほうがよい?

公開日:2023/03/15  最終更新日:2023/04/06


ホームインスペクションというワードをご存知でしょうか?不動産売買の現場では重要な検査です。中古マンションの売買においても、ホームインスペクションの必要性が叫ばれるようになりました。ここでは中古マンションを買うにあたり、ホームインスペクションが必要な理由を解説します。中古物件を売りたい人も買いたい人も参考にしてください。

中古マンションを買うならホームインスペクションするべき?

ホームインスペクションとは専門家による住宅診断のことです。ホームインスペクションを行うと、住宅の状態を適切に判断できるので、査定がしやすくなり、売り主にとっても買い主にとっても交渉がスムーズに進みます。日本国内では現在ホームインスペクションの普及を推進しているようです。

2018年から中古物件の売買において、仲介業者はホームインスペクションについて説明するよう、改正宅地建物取引業法で義務付けられました。これはホームインペクションをしなければならない、という義務化でありません。あくまでも購入前にホームインスペクションという診断方法があるとの説明義務に留まっています。

しかし、ホームインスペクション済みの中古物件を買うにあたっては、診断結果を重要事項として、提示する義務があるのです。これまでの書面に記された住宅情報では、物件の細部、基礎や土台などわかりにくい点が多くありました。ホームインスペクションを行うと、売り主も現在の住宅の状態を詳しく知り、買い主も適正な価格か否かを判断できます。逆に今後はホームインスペクションを受けていない物件は充分な注意を必要とするでしょう。日本ではまだ普及段階にあるホームインスペクションですが、訴訟の国アメリカではほぼ公然、当たり前に行われています。

中古マンションのホームインスペクション内容

中古マンションのホームインスペクションは国土交通省が認定した建築士が検査員となって実施します。マンションの共有部分と専有部分に分け、非破壊検査によって入念にチェックしていくようです。

建物全体を診断

建物の外観から耐震性、安全性を確認し、評価します。外壁のひび割れや劣化は全体の安全性に関わる重要事項です。

共有部分を診断

マンションのエントランス、エレベーターホールの現在の状態を確認します。バリアフリーが実施されているかも、重要な診断項目です。住民が共有する屋上に雨漏りがないか、危険はないか診断されます。

占有部分を診断

居室内部に雨漏りや水漏れがないか、内装に劣化はないか、チェックします。住居としての快適性も重要な診断項目です。部屋の採光、開放感や収納状況に至るまで詳細に確認します。

中古マンションのホームインスペクションに必要なもの

ホームインスペクションによって、詳しい住宅の状態がわかると、買う側は安心感を持てます。依頼するにあたって以下の書類が必要となるので、用意しておきましょう。

・現地案内図
・住宅の間取り図
・建物の確認済証・検査済証
・マンションの長期修繕計画表

中古マンションの場合、長期修繕計画表及び過去の修繕記録が重要です。これらが入手できなくても検査は可能ですが、診断結果は「確認できず」と記載されます。検査会社によっては必要書類が足りないと、検査時間が通常よりも多くかかる場合があるのです。

中古マンションのホームインスペクションの費用相場

中古マンションのホームインスペクションにかかる費用は、およそ4万円から7万円といわれています。マンションであれば、面積にかかわらず一律料金となっている検査会社もあるようです。通常の検査項目に加えて、オプションメニューを追加できる業者もあり、さらなる安心を買う価格といえるでしょう。

ホームインスペクションは基本的に買い主が費用を負担します。大きな買い物をする前の事前チェックとし、購入費用の一部と考えてください。手順としては買いたい物件をみつけたあと、売り主に買付証明書を提示し、「このマンションを買いたい」と意思表示します。ホームインスペクションを実施したい旨を売り主に説明し、必要な書類を用意してもらいましょう。不動産会社からホームインスペクションを実施してくれる業者を紹介してもらうと、後日検査員が派遣されます。

ホームインスペクションの実施後、診断結果を提示され、マンションの売買契約、引き渡しです。買い主がホームインスペクションを行い、中古マンションを購入するには、買付証明書が必要ですが、ここで忘れてはいけない特記事項があります。買付証明書に「ホームインスペクションに合格する物件であれば購入する」という条件を付け加えておくことです。売り主の中にはホームインスペクションを承諾しない人もあり、物件の信頼度は下がります。ホームインスペクションを拒否された場合は、購入を控える、売買を見直すことも考慮するべきでしょう。

まとめ

ホームインスペクションとは住宅診断を意味し、中古住宅を購入する際はぜひ実施しておきたい検査です。診断はマンションの場合、外壁など全体から、エントランス、エレベーターホールなどの共有部分、専有部分である居室内部にいたるまで、詳細にチェックされます。ホームインスペクションは主に買い主が購入前に行い、費用はおよそ4万円から7万円です。中古マンションにおける安心を買うために、ぜひ購入前のホームインスペクションをおすすめします。

おすすめ関連記事

サイト内検索
東京のホームインスペクションコラム